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2024年2月29日木曜日

ビッグサプライズな大谷さん

 今日行われた政治倫理審査会こと政倫審では、現役の首相としては恐らく初となる岸田総理自身が出席し、かねてから取りざたされている自民党派閥の裏金問題について質問に回答しました。色々意見はあるでしょうが、政倫審を公開するか否か、また出席を拒んでいた安倍派議員らに対し岸田総理が自ら出席し、公開すると表明したことにより、会議形態はもとより出席を拒んでいた議員らも出ざるを得なくなり、スムーズに事が運ぶようになった点は評価できると私は思っています。

 といった政治トピックもあった今日でしたが、そんなことよりメジャーリーグの大谷選手です。すでに報じられていますが、結婚していたことを明らかにしました。

 正直言って岸田総理の政倫審出席なんてどうでもよくなるようなビッグニュースで、全然そういう噂も出ていなかっただけに驚くとともに、変な女に騙されたりしないかいろいろ心配していたのもあって非常にうれしいニュースです。率直に言えば、皇室関係者の結婚のニュースなんかよりずっとうれしく思うし、これほど多くの日本人に祝福される結婚というのは近年ないでしょう。同じサプライズだった羽生弓弦氏のケースはその後もああなったというのもありますが、なんか「絶対に触れるな」的な感じがしてここまで盛り上がらなかったし。

 真面目に今の日本にとって大谷選手は国民統合の象徴のような存在であるだけに、変なスキャンダルとか出てほしくないし、また岩手県民にはサイヤ人の遺伝子でも混ざってんのかと思うくらいの恵まれた運動能力を後世に伝える意味でも大谷選手の結婚は意義深く感じます。今シーズンは打者専念ということもあってさらなる記録の達成も期待されるだけに、公私ともに恵まれた1年となるよう陰ながら祈っています。

2024年1月11日木曜日

ソフトバンク和田選手の人的補償報道を見て

【速報】ホークス甲斐野投手が西武ライオンズに移籍 山川穂高選手の人的補償 和田投手に打診も方針転換(テレビ西日本)

 今朝起きがけにYahooニュースのヘッドラインを見たところ、「ソフトバンク・和田、西武が人的補償」という文字を見て文字通り腰を抜かしました。その後、最終的に西武は上記リンク先記事のように甲斐野選手の指名で合意したことを発表しましたが、和田選手の指名打診について否定はしておらず、また関係者の先日までの発言との間にぶれがあることから、テレビ西日本が指摘しているように、日刊スポーツがスクープした通りに当初は和田選手の指名を打診していたと私も思います。

 この件、やはり後ろ指をさされることになるのはソフトバンクでしょう。いくらロートルとはいえ近年コンスタントに勝利数を重ね、また長く球団にあって精神的支柱ともいえる和田選手を指名が来ないだろうと見越したのかプロテクトから外していたなんて、いくらなんでも考えが甘すぎるでしょう。逆に西武からしたら和田選手は本当にお得だったというか、彼一人抜くことでソフトバンクの先発ローテに穴を空けることが可能であっただけに、自軍のみならずソフトバンクを弱らせる意味合いでも最善の一手でした。
 っていうか先発ローテをプロテクトから外すなんて、正気の沙汰じゃないにもほどがある(;´・ω・)

 そのうえで、今回の騒動は記事や掲示板などでも指摘されている通りに実際に和田選手がプロテクトから漏れていて西武が指名したところ、ソフトバンクが泣きを入れて甲斐野投手に切り替わったとみてほぼ間違いないでしょう。そのうえで、これに関しては確かめようがないでしょうが甲斐野投手はもともとはプロテクトに入っていたという説も真実味があります。年齢も若く救援投手としての去年の実績は立派なもので、彼もプロテクトに入れていなかったとしたらソフトバンクの編成は正気の沙汰じゃありません。
 つまりは、和田選手の指名を回避してもらう代わりに、本来プロテクト対象だった甲斐野投手をソフトバンクは差し出したとみられます。これは噂レベルではあるものの、私にもそう思える、っていうかそうとしか思えない状況証拠が多すぎる気がします。

 以上を勘案すると、ちょっと今のソフトバンク編成はおかしい水準にあると思え、だから去年までの3年間にオリックスに優勝をかっさらわれるなど詰めが甘いのも納得感があります。っていうか和田選手を外すって、ほんと何考えてるんだろう。

2023年12月17日日曜日

錣山親方(寺尾)の死去

元関脇寺尾の錣山親方死去 60歳 細身の体で闘志あふれる突っ張り 親方として阿炎ら育成(日刊スポーツ)

 以前からあまり体調がよくないとは聞いていましたが、元寺尾こと錣山親方が逝去されたとのことです。錣山親方に関しては親方時代はもとより、現役時代もまだ私が子供だった頃に直接見ており、当時から細見イケメンの力士として非常に高い人気を持っていました。

 親方となってからは比較的バラエティ番組にもよく出演し、自分が覚えているものだと「さんまのからくりテレビ」でボビー・オロゴン氏が体験入門する回で錣山部屋が受け入れて出演していました。相撲解説に出る際も、こちらもこのところ体調不良が伝えられている北の富士勝昭氏と並んで非常に活舌が良く、なおかつわかりやすい解説ぶりであったことから、北の富士勝昭氏の後を継ぐとしたら錣山親方だろうと内心思っていただけに、この訃報は大変残念に思います。

 以前、元力士の方が運営するちゃんこ屋を訪れて相撲談義をした際、近年は大柄な力士が増え小兵力士の見せ場が減っていることを嘆いていました。かつては舞の海氏、そしてこの錣山親方のような小兵力士がその持ち味ともいえる技を見せていましたが、やはり彼らが活躍した時代は見ていて楽しい相撲が多かった気がします。もちろん、現代の角界も面白いことに違いはないですが、

 ただ改めてこの訃報に触れるにつれ、小兵ながら活躍された寺尾関の業績が偲ばれるとともに、改めて角界における惜しい人物を亡くしたと感じます。末筆ながら、深くご冥福をお祈り申し上げます。

2023年6月16日金曜日

「精密機械」の逝去に触れて

 各所より報じられている通り、往年の広島カープのエース投手であり「精密機械」とも呼ばれた正確無比なコントロールで知られる北別府氏が、このほど亡くなられたとのことです。かねてより白血病を発症して闘病していることは自らブログなどで明かしており、病状が思わしくないとは聞いてはいたものの、たまたま今日同じく逝去報道のあった杉下氏が90代の大往生であったことを考えると、60代の北別府氏の逝去についてはやはり早すぎるという感があります。

 私自身は年代の関係もあって北別府氏が活躍した時代を直接目にすることはありませんでしたが、かねてからそのブログについては知っており、「カープおじさん」といわれるくらいカープの勝敗についてしか興味ないのかといわんばかりの内容でした。ただブログで語られる内容は基本カープ愛に満ちており、負け試合でも「今日はこのカープ選手が良かった」などと全くめげずにカープの良さを延々と語っており、勝負師ぞろいのプロ野球界においては非常にやさしさの感じる文章でした。

 そもそも選手としての実績は超一流であり、またその指導や人柄について誉める声が絶たなかったことから、いずれはカープの監督を務めるのではないかと思っていた矢先、白血病の発症を告白したため大いに面食らった覚えがあります。その後のブログは闘病記ともいうべき内容で、一時的に緩解しては再入院を繰り返すという内容で、北別府氏を支えるご家族の話などもあり、読んでいて非常に応援したくなる内容でした。
 それだけにもう一度元気な姿をグラウンドで見せてほしいと私ですら思っていたのですが、もはやそれは叶わぬこととなり、非常に深く悲しく感じます。

 恐らく北別府氏の闘病記を知らなければ、ここまで思いを抱くことはなかったと思います。それだけに病状を包み隠さず細かに明かしてきた北別府氏とご家族らについては深く敬意を覚えるとともに、往年の大投手の逝去に触れてこの場にて哀悼を申し上げさせていただきます。

2023年6月10日土曜日

見ていて不安になるプロ野球の楽天

GM時代のツケを払う石井監督、年俸総額3位の楽天が最下位低迷 植村徹也(産経新聞)

 上の記事を見て、溜飲が下がったり、納得感が強い思いがした読者は多いのではないかと思います。かくいう私もそうで、今年の石井監督率いる楽天の状況はあまりにも悲惨過ぎます。


 上の記事は去年の10月の記事ですが、今年のシーズン開幕から約2ヶ月ちょっとであるものの、記事の予想通りというか暗黒期に入りつつあり、チーム成績もパリーグの中でぶっちぎり最下位で、且つ新たなスター選手も出ていません。でもってその原因ははっきりしており、GMも兼任している石井監督に最も責任あることは間違いありません。
 低迷の要因はやはりFAで取ってきたベテラン選手が衰えつつあるにもかかわらず、大金はたいて取ってきた手前、試合に出さざるを得ないところにあるでしょう。それにより若手選手は出場チャンスを失い、新たな戦力が育たないという90年代の巨人みたいな悪循環に入りつつあるのが見て取れます。

 その好対照と言えるのが日ハムで、去年の新庄監督の就任とともにベテラン選手を一気に切り落とし、スタメンを固定せずともかく若手選手を試合に出させるという大ナタを切らせました。その結果もあり、日ハムは現在3位ソフトバンクに5.5ゲーム差と大きく離れての4位ですが、去年、そして新庄監督就任前と比べれば明らかに日ハムは強くなってきており、またさらなる成長が見込める若手選手が躍動しているだけにファンも応援したくなるでしょう。


 以上のようにチームを強くできない、っていうかむしろ弱らせている石井監督ですが、それ以上に批判されるのは上記日経記事にある通り過去の平石元監督の解雇経緯でしょう。球団生え抜きで且つ前年最下位から3位にシーズン成績を引き上げながらも、当時GMだった石井監督に「成績不振」を理由に解雇されています。
 しかし石井監督自身が監督職について以降、3位以下の順位となっても本人は「成績不振」で退任せず、それどころか若手の成長の目をつみつづける有様で、ネットの反応を見ていても石井監督を応援する楽天ファンはまずいないです。自分も楽天にはそんな思い入れはないですが、さすがに見ていてこれはひどいなと感じています。

 個人的に驚いているのは、この有様ながらJリーグの方ではシーズン中の監督交代に定評のあるオーナーの三木谷氏が未だ動かない点です。単純に本業の楽天モバイル事業が大赤字で球団経営に構ってられないだけかもしれませんが、かつての三木谷氏ならもうとっくに首がすげ変わっていると思うだけに不思議に感じています。
 それにしても楽天は本業といい野球といい、ともに危うい状況にあります。割とプロ野球チームの成績って親会社の業績と連動しやすいというか、カープが三連覇したときもマツダは本業も結構好調だったと覚えています。

 仮に連動するのがXファイル並みの真実である場合、セリーグの方は中日と巨人の新聞系2チームがあまり冴えず、新聞業界はいまやばいというのを暗に反映しているかのように若干見えます。逆に阪神は交流戦に入ってからやや勢いは衰えたものの首位をひた走っており、関西経済が今好調なのかもとちょっと思えてきます。まぁ阪神優勝すれば嫌でも関西経済盛り上がるけど。

2023年5月26日金曜日

今年の阪神はアレするか?

 また日本のプロ野球についてですが、セリーグではここ数年優勝候補に挙げられながら途中でやたら長い連敗を作り、後半巻き返すも力及ばずで終わってた阪神が首位となっています。攻防スキのないチーム構成となっていますが、それ以上に監督が前回優勝時の岡田監督になったことが大きいと誰もが指摘しており、実際私も監督ひとりでこうも変わるものかとビビっています。

 4月中は三浦監督率いるDeNAが強かったですが、このチームは伝統的に勝ちに乗ってる時は異常に強いけど、一回こけると途端に勝てなくなる癖があり、去年もシーズン後半のヤクルトとの直接対決で三連敗を喫してから急激にトーンダウンしています。実際、5月に入ってから急に勢いを落とし始め、上位は維持しているものの負けだした時の立て直し方があまりよくないだけに、優勝となるとちょっと厳しい気がします。

 それに対し阪神はシーズン終盤に投手陣が疲労しだして負けが込む傾向が強いものの、これまで課題だった打線が大分改善され、サトテルも持ち直したし、それ以上に四番の大山選手がとにもかくにもチャンスに強いのと、ここぞというところで四球で歩いてサトテルに打たせる傾向が強く、相手チームからしたらかなり嫌な四番になったという印象を受けます。この大山選手が怪我で離脱でもしない限りは、阪神は今年「アレ」こと優勝するのではと早くも期待が高まっています。
 ただでさえ前回優勝チームのヤクルトは三冠王の村上選手が調子が上がってこず、ピッチャー陣もここぞという場面で落として接戦をものにできないだけに厳しいし、巨人もちょっと盛り返したけど投壊状態続いているし。広島が地味にダークホースとなってきてもいますが。

 その一方、パリーグの方は去年圧倒的最下位だった日ハムが今年は成績を上げており、なかなか楽しませる試合ぶりを見せています。ただ上位は去年優勝のオリックス、そして選手層が分厚過ぎて田中正義選手などチームを離れた選手がやたら大活躍するソフトバンクが相変わらず上位にいますが、それ以上に脅威なのはロッテが現在首位にいることです。

 二年前は惜しくも二位に終わり去年は期待されたものの優勝に絡めなかったロッテですが、今年は目立たないながらも確実に勝利をものにしており、また佐々木投手というスター不在の長かったこのチームに待望の人気選手が生まれ、かなり勢いに乗っています。このチームも今年監督が吉井監督に変わっていますが、監督一人でこうも変わるものかと思うくらい途端に勝率よくなってきたことにビビっています。
 なお「春の妖精」こと荻野選手は4/6に早々と離脱しています。最近はそこそこ長く出続けられるようになったなと思っていましたが。

 話を戻すと阪神とロッテが現在首位で、実際両チームともにバランスが取れており、特に阪神に関しては他チームがみんな脛に傷持ってるだけに、このまま優勝まで走る可能性はあると思います。ただその場合、日本シリーズが阪神対ロッテになる可能性があるというわけで、この組み合わせを見てあの伝説の「33-4」を思い浮かべない人はいないでしょう。

33-4(新・なんJ用語集wiki)

 知らない人向けに説明すると、33-4とは2005年における阪神対ロッテの日本シリーズ4戦における得点成績です。具体的な各試合の点数は以下の通りです。

(ロッテ-阪神)
1戦目:10-1
2戦目:10-0
3戦目:10-1
4戦目:3-2
合計:33-4

 以上のように見るも無残な阪神の惨敗で、3戦目が終わったときなんか自虐的に「ロッテの弱点発見、奴らは10点しか点を取れない」などという分析まで出されていました。このシーズンに阪神はJFKという、現在では一般化された7、8、9回を決まったリリーフを登板させる先駆けとなった盤石のリリーフリレーを持っていましたが、あまりの得点差にほぼ出番がなかったのが見ていて悲しかったです。
 まぁこの時、自分は北京に留学中でしたが。

 ちょっと気が早いかもしれませんが、仮に阪神が優勝するとしたらパリーグからはロッテ以外が来てほしいと、阪神ファンは考えてる気がします。それくらい阪神ファンにとってこの出来事はトラウマで、自分としてももうちょっと白熱した試合を見たいだけに、いい感じの相手が来た方がいいのではと思う節があります。
 それだけに阪神ファンが「今年こそアレする」というのを聞くと、「アレ」が「33-4」を指すわけではないことを密かに願う次第です。

2023年3月30日木曜日

今年は宇田川選手が楽しみ

大谷翔平が最後のマウンドへ…ブルペンの宇田川優希が見た景色とは? 大谷に学んだ“パスタは塩だけ”「ダルさんにガッカリされないように」(Number)

 WBCが大いに注目されたこともあってNumberもずっとWBC関連のニュースを出していますが、上の記事はなかなか読んでていろいろ思うところがあります。書かれている内容はオリックス投手の宇田川選手から見た大谷選手といった内容で、まとめブログとかでは大谷の野球星人ぶりが垣間見られるなどと評されていますが、自分としてはそれ以上に宇田川選手の発言内容などを読むのが楽しかったです。

 今日の日ハム対楽天を皮切りに今日からプロ野球も開幕ですが、昨年パリーグ覇者のオリックスが個人的にも今年も首位を伺うのではないかとみています。主砲の吉田選手こそ離れたものの、エースの山本選手を筆頭に投手陣は盤石どころか全くスキが見えず、打線もつながりさえよければ破壊力を秘めているのがその理由ですが、その投手陣にあって一番期待しているのは上記の宇田川選手だったりします。

 宇田川選手についてはいろいろ報じられていますが、昨年途中までは育成契約選手ながら、正式契約を勝ち取ると後半戦で活躍し、日本シリーズにも出場したかと思えば、そのままWBCの日本代表に選ばれるというシンデレラボーイです。ただこの出世劇にも納得できるというか、初めて宇田川選手を見たときのインパクトはすさまじかったです。
 私が初めて宇田川選手を見たのは去年のヤクルトとの日本シリーズでしたが、オリックスの中継ぎとして宇田川選手が出てきて投げ始めるや、「あ、もう終わった」とばかりに、ヤクルトを応援する立場でしたがもうその試合は勝てないと思いました。文字通り相手の戦意を挫く様な剛速球で、ただ速いだけじゃなく絶対打てないと思わせられるような投球で、こんなすごい投手なのに何で自分はこの人の名前を知らなかったんだろうと当時思ったほどでした。

 それだけに今年開幕から一軍として出場する宇田川選手にはどんな活躍をするのか期待感も強かったのですが上のリンク記事で、

「去年日本一になって、なんか、『このままもっとこうやれば成長できるかな』ぐらいな感じで考えていたんですけど、WBCに行って、周りのトッププレーヤーの行動やトレーニングを見ていると、自分がちっちゃく感じて。『このままじゃダメだ』と思えた。はたから見たら僕の行動はまだ甘いんだなって。いろいろとしんどいこともあったんですけど、そういうことを知れたのはすごくよかったし、いろんな選手と仲良くなれた。」

 というコメントが載せられてて、またますます期待できそうなことを言うので、嫌が応にもその活躍に対する興味が高まります。
 元々、阪神にいた藤川球児氏のようにストレート主体で押し込むピッチャーが好きですが、そんな自分からして宇田川選手はまさにどストライクな好みに当てはまるだけに、今年の彼には非常に期待したいし活躍を見てみたいです。まぁそれでいえば似たようなタイプの巨人の大勢選手も、結構楽しみです。

 ついでに書くと、WBCでの活躍もあって巨人の岡本選手に対する好意的コメントが増えていますが、去年は三冠王の村上選手と比較されては「これで巨人の四番かよ」などと結構辛らつに書かれているのを見て、密かに心を痛めていました。岡本選手も毎年コンスタントにホームランを量産していて、怪我無く活躍しているし近年稀にみる四番打者だと私は思っているのですが、同時代のライバルが強力過ぎたこともあり、かねがね過小評価され続けているように見えました。
 さすがに村上選手が化け物過ぎるとみんな思ったのと、WBCでの朴訥な雰囲気などが知られてから岡本選手の評価も上がっているように見られ、個人的にはうれしかったりします。そんな巨人はファンというわけじゃないですが、上記の大勢選手ともども今年も岡本選手には活躍してもらいたいです。

2023年3月25日土曜日

日本人野球選手は何故こうも強くなったのか?


  上の動画はWBC決勝戦でマイク・トラウト選手相手に戸郷選手(ずっと「とごう」と読むと思ってた)が三振に切って取った場面ですが、最後の投球は文字通り目を見張りました。投げられた後にピッチャー目線でやや左に動いたかと思いきや、トラウト選手のバットがボールに近づくや急に下に落ち、空振りにしてのけています。っていうかこんな球投げられたら、打てる打者なんているのかと思うほどのすごい一球で、戸郷選手は名前は知っていましたがこんなすごい投手であるというのは今回のWBCで初めて知りました。
 そのWBCですが、日本の優勝で幕を閉じてからすでに数日間経つのに、未だに日本のあらゆるニュースメディアの話題の中心となっています。スポーツメディアに至っては毎日飽きるくらいにインタビュー記事を出していますが、自分も何度も読んでるくせして未だに出てくるWBC関連ニュースをいちいち目を通しては「ほんまえええもんみたわ」などとホクホクした気持ちになっています。

 そのWBCで日本は見事優勝を飾ったわけですが、今回の日本チームは明らかに過去のチームより格段に強く、史上最強との呼び声も高いです。実際に、かつてのWBCの大会ではこちらも飽きるくらいに「スモールベースボール」という言葉が出てきて、単打と盗塁、走塁を絡めて点を取り、変化球主体のピッチングで抑えるという戦略が日本チームの代名詞でした。
 しかし今大会においては、余裕でメジャーのピッチャーからホームランは打つわ、二塁打などの長打も多く、ピッチャーも大谷選手や佐々木選手のように160㎞強のストレートを投げるなど、スモールとはもはや言えない戦い方をしていました。もちろん周東選手や山田選手のように足で活躍した選手もいたものの、もはやパワー面でも欧米人選手に負けないほどの実力を今大会で日本は見せています。

 では一体何故、日本人野球選手はこうもパワーがついたというか強くなったのか。いくつか理由を考えてみました。

1、育成登録制度
 今大会に捕手で出た甲斐選手ですが、彼はドラフト指名順位で最下位、それも二軍以外の試合には出られない育成契約からのスタートでした。牧原選手も同様で、さらにはソフトバンクで長らくエースであった千賀選手も育成上がりです。
 この育成選手制度によって、支配下登録上限を上回る選手を各チームは保有することができましたが、結果としてドラフトの指名に洩れていた「磨けば光る」選手の発掘を各チーム総出で行えるようになり、日本野球界全体の実力底上げにつながっていると思えます。年棒面でも育成契約選手はかなり抑えた金額で契約することが多く、金欠球団でも抱えるうえでは負担になっていないため、かなり有意義な制度になっている気がします。
 既にソフトバンクは3軍も作っていますが、ゆくゆくは育成契約選手+二軍選手のための別リーグもできるかもしれません。

2、同時代のトップ選手の存在
 野球に限らず、基本的に業界や集団の中で最も実力が高いトップ層の人間が、その業界や集団における実力のベンチマークとなります。逆を言えばこのトップの人間の実力が高ければ高いほど全体でも実力は向上し、低いと下がっていく傾向があります。
 現代における最高の野球選手と言えば言うまでもなく大谷選手で、とびぬけた実力を持つ彼の存在そのものが野球界全体が実力を高めているように見えます。しかも彼の場合、打者としても投手としてもメジャートップ級で、両分野で日本人選手の素晴らしいお手本となっているのがシャレにならないです。
 昨日見たニュースのコメントに書かれていましたが、去年に最年少三冠王、日本人最多本塁打記録を取った村上選手はある意味で日本の打者として頂点を極めたが、今回のWBCで大谷選手を横に見て、彼本人の意識に物凄くいい影響を与えたのではという意見がありました。至極その通りというか、ほかの選手らも井の中の蛙という言葉を大谷選手に対する印象に使っていますが、こんな感じで大谷選手がほかの選手に「まだまだ上がいる」と思わせているのはかなりでかいです。

3、指導の向上
 高校野球を中心に、かつてはそれこそ野球だけ行わせる指導が強かったですが、近年は「野球以外の人生のが長い」という言葉とともに、各選手にきちんと知識を授けたり、また体のケアを考えた指導が広がっています。また根性的な指導ではなくちゃんとした科学的な指導も取り込まれ、これらが特に身体の育成面でプラスに働いているように思えます。
 その代表格と言えるのが佐々木選手です。当時大いに話題になりましたが、地方大会決勝に体のことを考えて出場しませんでしたが、それが今回のWBC優勝につながったと考えるとあの指導はやはり正しかったと思えます。まぁ自分は昔から、甲子園そのものがなければいいという立場ですが。

4、巨人人気の低迷
 ちょっとうがった意見として巨人の人気が低迷したことが結果として、日本プロ野球界全体の実力向上につながったとも見ています。
 かつてはそれこそ巨人以外にファンはなく、あっても阪神ファンが一部シェアを持つくらいでした。それが巨人の人気一強がいろんな事件(主にナベツネ)によって崩れて以降、各球団が自らのファン層開拓に取り組んだのも大きいですが、90年代と比べると野球ファンのチーム別人気シェアはかなり平坦になっていると思えます。

 やはり人気が出てみられているとわかると、選手らもやる気出すというかより野球に力入れるようになっている気がします。またファン層がばらけたことでプロ野球志望者、FA宣言者も特定の球団にこだわらなくなり、パリーグで特に顕著ですが、戦力がかなり分散化してきています。実力が均衡化することによって競争も過熱するのはごく当たり前の流れであり、これによって日本プロ野球全体で実力が底上げされているように思うわけです。優勝から遠ざかっている横浜でさえ、近年は上位に入ってきているのだし。

2023年3月16日木曜日

オリンピックになかった感動がWBCにある

 現在日本対イタリアのWBCの試合が行われていますが、7回途中で8対1と日本が大きくリードしています。っていうかマジで今回の日本チームは強く、負ける姿が想像できないほどです。選手層が明らかに前回大会より分厚くなっていることもさることながら、やはり大谷選手一人の存在が大きく、ぶっちゃけほかのチームは大谷分だけハンデを要求してもいいじゃないかとすら思えてきます。

 ただこのWBCを見ていて感じることとして、見出しにも書きましたがこの感動がオリンピックには全くなかったなぁとつくづく思わされます。もう2年も前の出来事ながら、事項開催なのにやばいくらい盛り上がらず、むしろ事後の中抜き捜査の方が世間の注目集めたあたり本当にグダグダな大会だったんだと改めて感じさせられます。オリンピックではスター不在というのもありましたが、それにしたってあれだめみんな注目しない、っていうか私自身も誰がどういう風に金メダルを取ったのかすら全く思い出せられません。

 その前のラグビーワールドカップもそうでしたが、スポーツに関しては余計な演出がなければないほどいいような気がします。ただ普通に選手のがんばっている姿を移せばいいのに、テレビ局らが勝手に応援団とかそういうのを組織したり、選手の家族や友人などを出演させたりすればするほど見ているこっちとしては萎え、その萎える演出の極致ともいうのが先の東京五輪だった気がします。

 翻って今回のWBCに関しては超大スターの大谷選手が大きいとはいえ、チェコの選手団など他国の選手らとの交流が視聴者を大いに盛り上がらせており、やはりスポーツ大会の主役は選手にあることを示しているようです。更に言えば、そうしたスター選手を見いだせない、報じられなかった点でも、オリンピックの運営や報道はグダグダだったと言えるでしょう。

 何はともあれ今大会の日本チームは本当に強く、残りの試合もすごく楽しみです。ほかの人も指摘していますが、大谷選手もさることながら今年からメジャーに挑戦する吉田選手は改めて、バットコントロールが本当に神がかった選手だと思え、大谷選手の後ろにいる彼が非常に頼もしく見えます。

2023年3月10日金曜日

WBCに対する中国の反応

 トイレに行きたいとき、ほぼ必ず明治のお雇い外国人のエドモンド・モレルの名前が浮かんできます。っていうか今までこの人ドイツ人かと思っていたら、英国人だったようです。

 さて話は本題ですが、このほど開幕した野球のワールドカップことWBCが盛り上がってるようです。昨日の日本対中国戦も大谷効果からか視聴率が40%超えという桁違いな数字をたたき出しており、ニュース欄もWBC関連でほぼ一色です。本日の韓国戦も非常に盛り上がっており、先ほど大差で日本が勝ちましたが途中までは結果が読めなかっただけになかなか白熱した試合だったと思います。

 それで昨日の中国戦ですが結果的には日本が大差で勝利したものの、日本や韓国と違って野球人気が低く選手層も薄いながら、中国チームは終盤まで僅差で肉薄し、要所で優れたプレイも見せたことから試合後には中国を称賛するニュースやコメントが非常に溢れていました。
 私自身も動画で試合中継を見ていたわけではないですが、序盤は四球を多く出してランナーを何度も貯めたものの、ヒットはほとんど許さず失点もしっかり押さえていました。監督の指示なのか、四球を出してでもきわどいコースを狙い続けたのではないかと思え、その試合に対する熱意や戦い方には感じ入るものがありました。

 なので今朝会社に行くと、仕事そっちのけでパソコン開いて昨日の日中戦について中国側はどう報じているのかとニュース検索してみました。結果はというと日本相手に善戦したという記事は確かに出ていたものの、やはり中国における野球人気の低さからか決して扱いが大きいわけではなく、読者コメントもそれほど多いようには見えませんでした。むしろWBC全体に関して、日本では大谷選手で異常な盛り上がりを見せているといった大谷選手に関する報道の方が多かったです。

 前述の通り中国では野球人気が高くない、っていうか野球自体知らない人が多いことから、こうした扱いになるのもしょうがないと思う一方、やはり今回のWBCを見ていても国際戦は非常に盛り上がるだけに、中国にももっと強くなってもらって日本と切磋琢磨し合ってもらいたいものです。そのためには中国でも野球選手が排出されるよう強くなってもらうのが一番なだけに、もっと一般中国人にも野球人気が浸透してほしくあり、昨日の試合をきっかけにと少し期待しましたが、まだあまり波及していない感じします。

 なおそれならばとばかりに「大谷」でニュース検索したら、大谷選手の記事に交じって大谷吉継の解説記事が出てきました。中国で大谷と言ったら大谷翔平と大谷吉継なのかとこちらもまた妙に感じ入りました。

2022年11月29日火曜日

やさしい武蔵丸

なぜ? “ご意見番”武蔵丸が珍しく優しい「大関が負けてクヨクヨしてる姿を誰が見たいんだ?」「高安、諦めるなよ!」「三賞はケチくさい」(Number)

 上の記事は今場所の各力士の取り組みについて元横綱の武蔵丸が寸評した内容をまとめたものですが、読んでて非常に納得感があります。というより、各力士に対して非常に温かい目で期待感と合わせた言葉で寸評しており、見出しの通りに読んでてこっちもやさしくなれるようなやさしい評論となっています。

 実は今場所は世を忍ぶ仮の姿で博多まで大相撲を見に行っていました。このところ中国にいて日本の大相撲を見る機会からかなり遠ざかっていて力士も見慣れない四股名が多く、各力士の特徴を覚えるのに必死でしたが、その後のテレビ観戦と合わせると今回の武蔵丸の寸評は自分も納得感があります。
 やはり目についたのは豊昇龍で、モンゴル人力士らしく体幹の強さはさすがであるものの、攻め手に引き出しが少ないという印象を覚えました。この辺、伸び盛りの若手力士に多いのですが、」ある程度までは勢いで登っていけるけど、三役に入るころには単調な攻めだと上位陣に通用しなくなり、そこでいったん順位を落とすのが常です。

 ただ今の相撲界は絶対王者の白鵬を欠くこととなったことから、前と比べると番狂わせ的なドラマが発生しなくなったと感じます。もっとも負けない白鵬が去ったことから、平幕から優勝力士がバンバン出るようにもなってはいるものの、全体としてはやはりスターが不在という風に感じます。必ずしも優勝しなくてもいいから、初日から10連勝くらい飾る力士がいるとニュースでも取り上げられるようになり、世間も注目しだすので、そうした序盤に勢いのある力士が出てきてほしいと思います。稀勢の里なんかまさにそういうタイプだったし。

 またスターとは反対ですが、ヒールも不在だなぁと感じます。それこそ朝青龍のいた時代なんか土俵の内外で騒動ばっか起こすもんだから、それはそれで相撲人気につなげていたなぁと今でも思います。そういう意味ではふてぶてしい力士も、角界にはやはり必要なのでしょう。

2022年10月25日火曜日

惜しまれる人、惜しまれない人

 去年と全く同じ組み合わせの日本シリーズですが、相変わらず見ていて胃が痛くなるような試合展開が多いです。特に日曜の第2戦なんか9回にヤクルトが同点となる3ランホームラン打ってそのまま延長引き分けになるし、見ていて楽しいけど当事者たちは気が気じゃないだろうなと感じます。この辺、ヤクルトもオリックスも接戦をどう戦っていくかが良く分かっているチーム故だからでしょう。
 それに比べると、33-4こと2005年の阪神対ロッテの日本シリーズは見ていて楽だった。


 話は変わりますが、かつて巨人、横浜で活躍したロペス選手がこの度引退を発表しました。私自身、それほど横浜ファンというわけではないのですが、ロペス選手についてはともかくチャンスに強く、打つべきところで確実に打ってくるという意味で大した選手だとかねてから評価していました。ただそれ以上に、ともかくキャプテンシーに溢れていてベンチ内でチームを鼓舞し、新しくやってきた外国人選手に対してもマメに世話を焼くなど、非常に優れた人格者であるということも方々から聞いていました。
 そのように打棒のみならず人格面でも尊敬を集めていたことから、上記の引退に関するヤフコメなどでは巨人、横浜のファンに限らず、多くの方からかつての活躍を称賛されるとともに、今回の引退発表を嘆きつつ、ねぎらう声に溢れています。同じような例では広島ファンに愛されたエルドレッド氏もいますが、やはり優れた人格者はこのようにチームを離れた後も周りから惜しまれるものだと感じます。


 一方というか、元横浜で巨人に移籍し、今回戦力外通告を受けた山口俊選手については、かなりコメントが荒れています。こう言っては何ですが私も、グラウンドでの活躍よりも、彼がかつて起こした暴力事件の方が印象が強く、また各方面から「あまりいい性格していない」と聞いていただけに、辛辣なコメントが集まるのも仕方ないと感じています。この点、上記のロペス選手と非常に好対称というか、惜しまれる人と惜しまれない人を分けるのは成績以上にやはり人格なんだなと考えさせられます。

 そういう人格面での話で言うと、既に引退発表をしてセレモニーも行った、元巨人で西武に移った内海選手に至っては、別格というかこの人本当にすごくいい人だったんだなと改めて思います。
 内海選手もかねてから、所属球団に限らず球界全体から人格者だと慕われていて、実際に西武に移った後も西武ファンを虜にし、先の引退セレモニーに関するコメントでも「将来巨人に戻るにしても、数年は西武の後輩を指導してほしい」、「巨人ファンだけど、彼のことをこれだけ応援してくれる西武ファンにはありがたい」などと、あり得ないくらい称賛のコメントに溢れていました。

 それを見て自分の上にリンクを付けたWikipediaの記事読みましたが、移籍した選手や球団スタッフ、そしてファンに対して非常に親切この上なく、マジでやばいくらいい人だったんだと思い知らされました。
 それだけに引退セレモニーでも、現役・引退選手らからたくさんのビデオメッセージが送られていました。内海選手も各人物からのビデオレターを見てうるうるしてましたが、何故か今回新たに広島監督に就任した新井氏が画面に映るや「( ;゚;ж;゚;)゙;`;:゙;;゚;ブッ」と吹き出してました。いや、気持ちはよくわかるが。

2022年10月14日金曜日

ヒット1本火事の元(;゚Д゚)

【ヤクルト】村上宗隆、大逆転呼ぶ執念のヘッスラ同点内野安打 阪神守備のミスも絡んで一挙5得点(スポーツ報知)

 途中まで今日のCSステージのヤクルト対阪神戦を見ていて、0-3のスコアが続いていたことから今日はさすがに阪神が勝つのかなと思っていたら、しばらくして気がついたら5-3にスコアがひっくり返っていて、慌てて何が起きたのかと調べて出てきたのが上の記事です。

 流れを簡単にまとめると、阪神の青柳投手が7回に急に崩れて3与四球で2アウトながら満塁にすると、続く打者が内野ゴロを打ってこれで仕留めたかと思いきや、マルテ選手が悪送球のエラーで2者生還して2-3となりました。
 その後、次の打者が死球を喰らって塁に出ると、満を持して令和の三冠王こと村上選手が出てきて大逆転のホームランが期待されるも、こちらもぼてぼての内野ゴロを打ってしまいました。これで3アウトと思いきや、阪神のピッチャーの浜地選手がまさかの悪送球でホールが転々。その結果、ランナー全員が生還して5-3という大逆転となりました。

 これの何が凄いかって、ヤクルトはヒット1本で5得点を上げているという点でしょう。特に村上選手に至っては、ピッチャーゴロになりかけた(判定は投安打)打席で逆転となる3打点を一挙に叩き上げるという、さすが令和の3冠王という貫禄を見せつけています。
 まぁこの時のプレイで村上選手はヘッドスライディングを敢行するなど気迫を見せており、それが相手の悪送球を誘ったともいえるので全力プレーの賜物ともいえるのですが、それ以前にこの一瞬の大炎上を演出した阪神が凄いというべきか……。

 それにしても、ほんとスコアボード見た時は「何が起きた!?」と思ったけど、詳細を見たら想像を超える出来事が起きていて、二度びっくりでした。

2022年9月15日木曜日

読んでていい感じに思うスポーツメディア

 今年はヤクルトの村上選手やエンゼルスの大谷選手など歴史に残る大活躍を続ける選手が多く、ネットで同じニュース内容の記事を複数メディアで何度も読むことが多いです。日本にいた頃から野球を見るのは好きでしたが、競馬とか流行らないためスポーツ紙はほとんど手に取らずスルーしてましたが、改めてこうして読み比べると好みというか自分がいいと感じるメディアがはっきり出てきます。

 まず一番自分がいいと感じるのは、ほかならぬスポニチことスポニチアネックスです。どの記事も簡潔で要領よくまとまっており、また一番読みたいインタビューの核心部分を拾ってたり、評論家のコメントも本当にいい内容を選んでくるので、どの記事もハズレがないです。同じような見出しが並んでいたら、迷わずスポニチの記事を読むようにしています。
 次にいいと思うのは、阪神応援団のイメージが強いデイリースポーツです。こちらも記事の構成が基本優れていて読みやすく、また阪神以外のチームに関してもきちんと試合のハイライト部分をうまく取り上げてなぜそこがキーになったのかなどを書いてくれているので、読後の満足感が高いです。

 このスポニチとデイリーに関しては、単純に記事を書いている記者の質が高いと感じます。細かい点などでも技巧を感じる書き方がされており、また取り上げるニュースの核心部分もハズレがなく、他のスポーツ紙と一線を画している様にすら感じます。

 逆に、心底読んでてつまらない、ガッカリ感の強いのはNumberです。なんかどうでもいいニュースを延々くどくど書いている印象があり、読んでてさっぱり内容が入ってこない上、読後感に強い失望感すら覚えます。むしろ、同じ会社が出している文春の野球記事の方が読んでて面白いと感じ、専門誌なのにNumberの連中は何書いてるんだと疑問に感じます。
 同じ無駄にくどくどしていて読み応えのなさをはっきり感じるのは、ベースボールキングです。こちらも野球専門紙なのになんかふわふわとした内容が多く、他所からの引用で文字数をひたすら埋めるような仕方なく書いているというような作業感満載な記事が多いです。

 このほかはそれほど印象がありませんが、意外性という点ではサンスポことサンケイスポーツが、よくいいネタを拾って記事化しているなと思います。他のメディアと同じニュースでは悪くはないけどそれほどいいとも感じない記事が多いですが、そうではない独自記事は割と内容に富んでおり、しっかり取材して書いてきているという風に見えます。そういう意味では編集部がしっかりしてそうなメディアです。

 まぁそれにしても、自分なんかは経済紙出身で記事ネタが被ることはよくありましたが、ネタが被る以前にそれ以外の周辺記事をどう埋めるかが重要視される業界だっただけに、ネタ被りは特段気にすることはありませんでした。
 それに対し野球の記事は各社一斉に大谷選手の活躍となおエを報じるのだから、単純に記者の質が問われやすく、その点では結構大変な業界であるように見えます。逆を言えば、腕自慢の記者だったら速報性も求められるだけに、短時間でどれだけいい記事にまとめられるかが要求され、活躍が目立ちやすいともいえますが。

2022年8月23日火曜日

セリーグは今週末が天王山(;´・ω・)

 まだ試合中ですが、今日のヤクルト対広島戦の6回、2点差で追いかけるヤクルトがランナー2人置いて村上選手が打席に立つや、見事3ランホームランを打って逆転に成功しています。コメント欄にもここぞというところでホームランを打ってくると書かれていますが、本当にあと1本が欲しいところで村上選手はほぼ毎回打っているように見え、現役のみならず、史上最高の4番打者となりうるのではないかと自分も思えてきました。

 村上選手の何が恐ろしいのかっていうと、デビューから毎年、確実にその実力と成績を高めてきているという点です。1軍定着当初はホームランも多かったものの三振も多かったのが、徐々に選球眼を身に着け四球を増やして出塁率を上げていったかと思えば、打率の方もぐんぐん上がっていき、そして現在は満塁時などチャンスにおいては異常なほど長打を出すなど無類の強さを誇るようになり、守備以外弱点なしといわれるようになっています。
 その課題の守備も年々改善してきているとされ、プロ野球選手としての才能という面ではやはりメジャーの大谷選手が史上最高と思うものの、バッターとしてのみの才能で言えば、もしかして日本人史上最強なのではないかとこの頃思います。

 ただ前半戦絶好調だったヤクルトでしたが、後半戦において勢いがあると言ったら自分も大好きな「俺は横浜の三浦大輔だから」こと三浦監督率いるベイスターズです。ホームの横浜球場ではほぼ負けなしという異常な強さといい、このところの呆れるくらいの連勝、そしてやばいくらいの安定感から、いつのまにかヤクルトとのゲーム差をメリーさん並に縮めてきています。
 元々、ベイスターズは昔から波に乗ると手が付けられないところがあり、ラミレス監督時代もポストシーズンなんかでまさに勢いに乗って日本シリーズにも出たことあるだけに、この追い上げぶりはヤクルトにとってはなかなかに脅威でしょう。また歴史的にも、ヤクルトとベイスターズの優勝争いはかなりもつれ込むことが多く、ベイスターズも好きだけどヤクルト贔屓の自分からしたらかなりハラハラする状況です。

 それだけに、今週末の横浜球場におけるヤクルトとベイスターズの直接対決は、文字通り今シーズンの天王山になるのではないかという気がします。仮にこのシリーズで横浜が三タテ決めたら、一気に首位を奪ってそのまま優勝までひた走るのではないかという可能性がかなり大な気がします。一方、ヤクルトとしては2勝で勝ち越せばいいものの、1勝2敗で負け越しただけでもかなり嫌なムードが立ち込めます。まぁその1勝を村上選手がサヨナラで決めてる場合は話別ですが。

 そうこうしてるうちに今夜のヤクルト対広島戦は5対4で見事ヤクルトが勝利しました。決勝点にもなってるだけに冒頭の村上選手の3ランは本当にありがたいと思うと同時に、この所は村上選手頼みとなっているだけに、もう少し他の野手も頑張ってほしいところです。石川おじさんもガチ頑張ってるだけに。

 他のチームに関しては、伝統的に阪神はシーズン終盤の9月以降は劇的に弱くなるので、3位についているとはいえもはや優勝は望めないでしょう。開幕当初の怒涛の連敗を考慮すれば頑張ったと言えますが、去年の追い上げはすごかったけど、毎年における終盤の失速をどうにかしない限りはまだまだ優勝は望めないでしょう。来年の監督は誰なんだろうな、個人的にはちょっと早い気もするけど藤川氏に来てもらいたいけど。

 にしても週末は本当にどうなることやら。勝負の分かれ目は村上選手の三冠王ストッパーと目される牧選手、そして村上選手に対し、両チームが四球戦術をどう取るか、そしてその前後、ヤクルトに関してはサンタナ選手がどう打つかにかなりかかってくる気がします。山田選手も復活を願いたいけど、本当に調子悪そうだしなぁ(;´・ω・)
 っていうか本当に今セリーグの野球楽しい、野球に興味ない人ももっと見てもらいたいです。

2021年11月25日木曜日

左投手は寿命が長い?

 今日ほんとは切れたバナナ買う予定でしたが、帰宅途中でおなかがやや痛くなり、寄り道せずに家に向かって事なきを得ました。こういう時、なんとなく冬山登山してるような気分になります。

 話は本題ですが今年の日本シリーズはめちゃ楽しいです。どの試合も白熱しており、また両チームともに先発がかなり奮闘した上で、打つべき打者が要所でちゃんと打ったりして、テキストでしか負えていませんが見ていてかなり楽しませてもらっています。今やっている試合も、今日はオリックス勝つかなと思ってたらいつの間にかヤクルトの山田選手が3ラン打って同点にまで持ってきてるし(;´・ω・)

 なお素人的な選評をすると、両チームともに主軸打者に対しては徹底的な対策を施しており、どちらの3番、4番もあまり打率は高くありません。特にヤクルト側では、オリックスの三振をほとんどしないことで有名な吉田正尚選手を何度も三振させているあたり、相当研究しているのではと伺えます。
 その分、主軸以下の下位打線の選手の方が打率がやや高く、この点でヤクルトの中村選手がかなり活躍しています。上位打線をお互い封じている分、下位打線と代打が勝敗分けているようにも見えます。

 そんな日本シリーズ第4戦の昨日の試合ですが、カツオことヤクルトの石川選手がアラフォーで勝利を挙げました。今朝は石川選手の熱投を称える記事が数多く出ていましたが、これ読んでて地味に気になった点として、「なんで左投手って寿命長い選手が多いんだ?」ってことでした。
 石川投手は言うまでもなく左投げの投手ですが、その彼と同じく球速は高くないのに何故か勝利を上げ続け長く活躍したことからよく比較されるのは、言うまでもなく元中日のプロラジコンレーサーの山本昌氏です。山本昌氏は日本プロ野球において数々の最年長記録を保有しており、そのご長寿ぶりでは間違いなく日本ナンバーワンの投手ですが、言うまでもなく彼も左投げです。

 そしてその山本昌氏に抜かれるまで投手で多くの最年長記録を持っていたのは、今年で辞めちゃうけどソフトバンクの工藤公康氏で、彼もまた左投げです。このほかソフトバンクだと今も現役の和田投手が、このまま松坂世代のラストワンになるだろうというくらい長年にわたり投げ続けています。


 このようにご長寿投手に左投げが異様に多いことについて検索してみたら、つい先日に同じく左投げで現役時代は一切怪我せずやたら投げ続けた元阪神の下柳氏がまさに同じことを言及していました。まぁ怪我無く投げ続けたけど、スタミナなくて試合後半はJFK任せでしたが。
 また上の記事を見て自分も気が付いたのですが、元中日の岩瀬氏もあれだけ毎年投げ続けながら長く現役生活を続けています。詳しい統計は手元にないですが、一定上の投球回を投げた選手に限定した場合、左投手の寿命は確実に右投手より長い気がします。

 ではなんで左投手はこんな寿命が長いのか。その点について下柳氏は、左投手の方が腕の投げ方が自然体に近くなり故障し辛いためと言及しています。この点はアンダースロー投手についてもよく同じことが言われています。
 また記事にも少し触れられていますが、左投手の方が希少でかつバッターを抑えやすいことから、その点でも長く活躍が続けられる点もあるでしょう。同じ球速、コントロールなら、確実に左投手の方が球団も重宝するでしょうし。

 などと語っていたら9回にオリックスがA・ジョーンズがホームラン打って勝ち越しに成功。ソフトバンクによる巨人の公開処刑だった過去2年の日本シリーズと比べ、本当に今年の日本シリーズは面白いなぁ(∩´∀`)∩

2021年10月14日木曜日

回るおっさん

ヤクルト真中満の「軸回転打法」を八重樫幸雄が解説。独特の技術で「絶対に教えてもできない」(web Sportiva)

 今日上の記事が読んでて楽しかったです。
 内容は八重樫氏が同じ元ヤクルトの真中元監督について語るという内容ですが、この中で真中氏のやけに体が回転する打法について、軸が左足のかかとにあるためとだと解説しており、非常に納得感がありました。

2001年日本シリーズ第3戦、真中満回転2号ホームラン(ニコニコ動画)

 これが具体的にどういうものかというと、上のリンク先の動画が一番わかりやすいと思います。バットを振り切った後に何故か若干体制が後ろを向くという打ち方をしており、指摘されている通り独楽のように回転する妙な打ち方です。これが体の軸が左足にあるという説明で合点がいきました。この回転打ちから現役時代、真中氏は見出しに書いた「回るおっさん」と呼ばれていました。



 この回転打ちに限らず、真中氏とくればあのドラフト誤認騒動など、妙に記憶に残るエピソードが多い人です。ちなみに記録なら、1シーズンの代打打席数と安打数で歴代1位らしいですが。
 なおこのドラフトの後、真中氏のお子さんは学校でくじ引きがある度に、「真中君はくじ引き得意だもんね」などと毎回からかわれたそうで、マジ最悪だったとテレビ番組で言ってました┐(´д`)┌ヤレヤレ

2021年10月7日木曜日

今シーズンの野球はマジ楽しい('ω')

ヤクルトが劇的サヨナラ勝ちで6連勝!九回1死までノーノーも山田執念の全力疾走(デイリースポーツ)

 つい先ほど一級速報で見ていましたが、スワローズが0対0の9回にヒット、盗塁で2塁に出たランナー塩見を山田が内野安打で出塁する間に帰塁して、劇的勝利をもぎ取りました。っていうかスワローズ、今日しかも2安打完封勝利じゃん(;´・ω・)

 先月の誤審騒動以降、スワローズはなんか驚異的な勝率を維持しています。マジで見ていて負ける感じがしないというか、恐ろしいくらいに連勝を重ねていて、評論家たちも今年の優勝はスワローズとみんな結論出すのも至極納得します。しかもほとんどの試合で今日みたく僅差の1点差、2点差での勝利が多く、去年あれだけ投壊してたのを見るととても同じチームとは思えない守備力となっています。逆にシーズン前半に好調だった打線は、要所では打つけど前ほどバカスカ打たなくなってきたなという印象があります。
 それでも、青木-山田-村上のラインは他球団からしたら恐怖以外の何物でもないでしょうが。

 そんなスワローズに隠れて、今日は9回に逆転されて負けてしまったものの、セリーグで2位につけている阪神も、驚異的な連勝を続けるスワローズにぴったり食いついてきています。地味に阪神もこのところの勝率がけた外れに高く、かえって2位に落ちてから変な緊張感から解放されたような感じに見えます。

 こんな感じでセリーグの首位争いは半端ないですが、パリーグの方もオリックスとロッテの首位争いが激しくなっており、見ていてマジで興奮します。どちらかと言えば去年にもう少しでというところで優勝を逃したロッテの肩を持ちたいところですが、めちゃ低迷が続いていたオリックスにも頑張ってもらいたいのと、手法の吉田正尚がここにきて手首骨折というアクシデントに見舞われながら残りのメンバーがかなり頑張っているのを見て、ややオリックス寄りとなってきています。
 何気に5年前にパワプロでマイライフしてた時も、オリックスと吉田とクリーンナップ組んでたしな(;´・ω・)

 割と近年のシーズンは優勝チームが9月以降は独走する形式が多かっただけに、今年みたく数ゲーム差で首位争いが繰り広げられるとやっぱ見ていて楽しく感じてきます。またセリーグは元々スワローズよりなだけに今年の活躍は基本うれしく、マジでこのまま頑張ってもらいたいです。

 最後にあんま関係ないですが、自分がスワローズの試合をよく球場まで見に行ってたのは小学5、6年生の頃でしたが、今の上司もガチのスワローズファンで、当時よく球場見に行って勝った後に池とかに飛び込んでたそうです。「阪神ファンかよ(´・ω・)」とか思う一方、割と時期が重なっているのでもしかしてたら当時すれ違ってたかもしんないと思うといろいろ複雑です。

2021年9月27日月曜日

白鵬の引退

 今日は自分の記事の配信日ですが、白鵬の引退を前にしてそんなのクソどうでもいいです。白鵬に関しては彼がちょうど三役に出入りする頃から見ていますが、文字通り日本相撲史上において無類の安定感と強さを兼ね備えた偉大な力士であり、その引退の報を受けてただただ悲しく思います。

 ただ、相撲という競技で彼ほどの年齢まで続けることはただそれだけでも苦難であります。実際に同郷の横綱である日馬富士や鶴竜も既に引退しており、白鵬自身も膝のけがが引退理由だと語っており、近年は休場も多くなっていました。
 休場が多いと言っても、稀勢の里ほどではありませんでした。でも横審は稀勢の里には言わなかったことを白鵬には言うし、この期に及んでも引退時の態度が悪いなどと白鵬にケチ付けるの見て正直殴り込みをかけたいと感じました。もうチョイついでに書くと、多分白鵬の引退を受けてまた相撲人気はガクッと下がるでしょう。それもこれも、横審が悪い(# ゚Д゚)

 話を戻して白鵬の歴史について書いてくと、関脇くらいの頃は左手で前みつを掴み引っ張り回すという明確な特徴がありましたが、相手側に研究されてからはこの手をやめ、それから技の広さが一気に幅広くなり、大関、横綱へと駆け上がるきっかけになったと思います。横綱となってからは、近年は立ち合いのかちあげエルボーばかり取り上げられますが、以前は相手の攻めを一身に受け、しっかりと相手の回しを掴んで寄り切ったり投げたりする相撲巧者でした。対戦した力士によると、ぶつかった瞬間に非常に柔らかく感じるとのことで、相手の勢いを殺すというか吸収するのが桁違いに上手かったと言われています。
 その後年を重ねてからはかつての朝青龍のように張り差しや前述のかちあげなどまず相手の出鼻をくじくスタイルに変えて例によってヘイト団体の横審が文句言ってましたが、ルール上問題ないし、こっちはこっちで対策作れるのだから何が悪いんだって自分は思ってみてました。変化するよりすっといいだろ。

 そのように外野の声がうるさいにもかかわらず、休場することもあったとはいえ、出場した場所ではほぼ必ず優勝争いに関わり、実際に数多く優勝してきたことから、文字通り不世出の力士だったと思います。自分は野球に関して大谷選手と同時代でリアルタイムに彼を見られて幸せだと感じますが、相撲に関しては白鵬と同時代にあって、こちらもまた本当に幸せだった気がします。
 まぁ安馬のが取組み見てて楽しかったけど。

 たまたまですが、先々週は書類取りに上海領事館行って、待ち時間にテレビで相撲中継みていました。みていてやっぱ相撲楽しい、国技館行きてぇと思ってましたが、今回の白鵬の引退により、国技館での楽しみが確実に一つ失われたことが本当に悲しいです。既に日本国籍も取得されていることから、今後は是非とも見るからを超える力士を育ててもらいたいものです(´;ω;`)ウッ…

2021年8月27日金曜日

オリックスの宮城選手について( ;∀;)

オリックス・宮城大弥は、なぜ極貧生活から這い上がれたのか? その壮絶な来歴(週刊現代)

 最近、週刊現代はいい記事をたくさん配信していて密かに凄い雑誌になってきたと思っていたのですが、中でも上の記事は文字通り涙なくして読めず、読み終わった後にガチ泣きしてました。

 現在首位につけ今日もエース山本が完封で買ってのけたオリックスで、山本と並んで勝利数がリーグ最多の宮城大弥選手の来歴について上の記事でまとめられています。
 記事を読んでもらう方が早いですが、宮城選手が子供だった頃、その家庭状況は金銭的に苦しくて野球道具すらまともに買えず、つぎはぎだらけだったために周囲から悪口を言われることもあったそうです。しかしそうした環境にもめげずかなりひたむきに野球に取り組み続け、見事プロになったのですが、ガチで驚いたのはプロになる際に受け取った契約金8000万円のうち、2000万円を出身校や実家のある自治体に寄付していたとのことです。

 年俸1億円プレイヤーでも数千万円単位の寄付はそうそう聞かないのに、何故契約金でこれほどまでの寄付を行えるのかと驚愕するとともに、きっとめちゃくちゃ性格いい子なんだろうなと感じ入りました。っていうかこのエピソード聞いて、応援せずにいられない人はいないでしょう。

 最近は米国での大谷選手の活躍が凄すぎて野球ニュースはそっちばっかみて、日本プロ野球、特にパリーグについてはあんま見てなかったのですが、現在勝利数で最多とあるだけに、宮城選手の投球については非常に評価がいいということも最近知りました。オリックスの当主というと近年、もはや球界ナンバーワンの座を巨人の菅野選手、ソフトバンクの千賀選手と争うまでになった山本選手についてはかねてから知っていて評価してましたが、山本選手以外にもこんな投手がいたのかと今回初めて知りました。
 チームのムードもいいし、両エースが後半に入ってさらに調子を上げているので、恐らくこのままパリーグはオリックスが取るのではないかと見ています。なによりこの記事が出て、ますます宮城選手への応援が高まるのではないかと思え、その勢いに乗ってシーズン最後まで頑張ってもらいたいものです。