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2016年11月6日日曜日

今週末のサイクリング

 昨日土曜日はまた例によって昆山サイクリング部の活動があったので早朝六時に自宅を出発して上海市から隣の昆山まで向かいました。距離にして50kmですが何度もとおっているのでもうお茶の子さいさいだと思っていたらなんと途中で後輪のタイヤがパンクし、どないすんねんと言いたくなるようなヤバイ状況に陥りました。
 その時乗ってたロードは今年一月に購入してから既に1000km以上は確実に走っていながら一度もパンクしたことがなかっただけにやや衝撃を受けました。もっともロードのタイヤはいつ、何がパンクするかは一切予見できないだけにしょうがないっちゃしょうがないのですが。

 話は戻りますがパンク直後に一瞬、帰ろっかなとか思いましたが既に昆山に宿泊するホテルも予約していたのでそこはぐっと堪えて30分くらい歩き、たまたま見つけた自転車修理屋に行って修理を依頼しました。そしたらそこの店主というか親父が、「タイヤの外皮も替えた方がいいよ」というのでならば一緒に変えてくれと頼み、チューブと共に外皮も変えて計60元を支払って再び昆山へと走り出しました。この時の時間ロスのため昆山ではほぼ休憩なしにサイクリングへと突入し、この日走破した距離は、途中に昼食休憩はあったものの大体120kmくらいでした。

 そして明けた今日、知人の伝手で安く泊まったホテルを飛び出してさぁ上海へと漕ぎ出して大体30分後、後輪からまるでビニール袋を巻き込んだかのようにバタバタという音が突如鳴り、再びパンクしました。まさかチューブ交換して一日でパンクするとは思いもよらずちょっと頭を抱えましたがすぐに切り替え、ちょうど工業地帯に入る直前の住宅地付近だったこともあり近くの人に教えてもらって自転車屋を訪れ、また直してもらいました。
 その際に店の親父が、「外皮のサイズが微妙に違うから替えた方がいいよ」というので素直な私は昨日の親父に対しファッキンと思いながらチューブと共に交換を依頼しました。っていうか言われてみると、タイヤ付け替える時に確かにサイズ妙だなという違和感はあった。

 この時に訪れたのはマンションの敷地内にある自転車屋で、ちょっと意外だったというかひっきりなしにパンクした自転車を持ってくる人がいて、なんと持ってきた本人が店の親父に頼まずにその辺にある道具使って勝手に修理していました。さすがにゴムのりとかゴムシール使うので修理を終えた後でお金を払ってはいましたが、こんなんありなのと思いながら見つめているとたむろしているその辺のおっさんどもが私に対し、「この自転車いくらだった?」、「最高時速は何キロ?」とかえらく質問をかけてきました。
 その際に「どこ出身?」と聞かれ、「日本だ」と答えるも私の中国語標準語がどうも通じない、っていうかかなり訛りの強いおっさんどもだったのでいまいち伝わらず、中国人の日本への侮蔑語……というよりかは一般的な呼び方の「小日本だ」と言ったら伝わりました。物も言葉も使いよう。

 その後、修理が完了して再び漕ぎ出して、再び50kmの道を走って自宅に戻ったのはお昼の一時でした。自分でいうのもなんですが昔と比べてメンタルが大分強くなったというか、中国で自転車トラブルにあっても一切動じずに淡々と自転車屋を探して直してまた走り切っちゃう当たり成長したなという感じがします。昔、杭州でサイクリング中に部品の硬度が足りておらずペダルが落下した際なんかは散々ファッキンファッキン怒鳴りながら引っ張って帰ってたし。

  おまけ
 昨日、元同僚に話を聞いたら前の職場の元上司が中国での駐在生活でどうも精神をやられていたようだったと教えてくれたのですが、正直に言って同情よりも侮蔑を覚え、明らかに自分より楽な立場にありながら精神くずすなんてとんだ軟弱ものだったんだなという感情を覚えました。もっともこれを昔の友人が聞いたら、「みんながみんな君ほど強くはない」と言うでしょうが。

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