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2016年9月21日水曜日

今年のプロ野球

 今年はセリーグで広島カープが25年ぶりに優勝を決めこれだけでも話題性に事欠きませんが、パリーグの方でも10ゲーム差以上突き放されていた日ハムがソフトバンクに追いつき、同率首位で今日からの三連戦を迎えるなどなんか神がかった展開が多いです。三連戦の第一戦目の今日は日ハムの至宝である大谷選手が先発で1失点に抑えて勝利しましたが、日ハム側も2点しか取れずわずか1点差で決着がついており、ソフトバンク先発の千賀投手も負けたとはいえこの大一番で見事な働きを見せており、まさに天王山と呼ぶにふさわしい試合内容でした。

 上記の試合内容を含めて、今シーズンのプロ野球は最初から最後まで非常に面白い展開が多くここ数年では最も面白いシーズンだったのではないかとまだ終了すらしていないのに早くもこう思わせられます。セリーグも首位争いは終了しましたがまだ二位争いは続いており、しかも争っているのが巨人とベイスターズという、前者はともかく後者は史上初めてプレーオフ進出を先日決めており、横浜ファンというわけではないものの非常に長い暗黒時代(カープはもっと長いが)を経ての今年の活躍には涙腺すら緩みそうです。
 しかもベイスターズは番長こと三浦大輔選手がとうとう引退を発表しました。この前の引退会見では球団やファンに25年間支えてもらったと話していましたが、あんたの方が25年間ベイスターズを支えていたんだろと読んでて叫びだしたくなる会見内容で、また色々とこみ上げるものがあります。

 一方、後輩が贔屓にしている阪神は金本新監督のもとで心機一転かと思いきや最下位争いを演じるなど芳しいものではなく、カープがホーム優勝をかけた日に巨人に負けて優勝ストッパーを果たすなど最後までオイオイとツッコみたくなるシーズンでした。もっともそれを言ったらヤクルト、中日なんかシーズン通して一瞬たりともよかった日々はなく、呪われてるんじゃないかってくらい怪我人が続出したヤクルトなんかまだしも中日に至っては途中で谷繁監督が解任されるなど内紛も激しく、いくら中日嫌いの私ですら見ていて選手らが不憫に感じる程でした。まぁ別にいいけど。
 あと今日、オリックスでかつて新人王もとった小松選手が引退を発表しました。この人も新人王を取った年は無類の活躍を見せこれからこの人を中心にオリックスは廻っていくだろうとすら思ったのに翌年から人が変わってしまったのではないかと思う成績が落ちていき、期待が大きかっただけに寂しさもひとしおに感じる引退発表でした。

 最後、蛇足かもしれませんが今年のカープ優勝を見て、マエケンこと前田選手が居合わせないということも非常に残念ですがそれともう一つ、元広島で現在楽天にいる栗原選手の事も考えると胸が詰まる思いがします。本当にカープの暗黒期を4番として支えていた人だけに、ここに栗原もいたらと思えてならず、なんかの優勝パーティとかに呼んであげたらと妙なことを願ってる次第です。
 それにしても、カープに返ってきた新井選手がここまで活躍するとは思いませんでした。阪神ファンからすればなんだこの野郎と言いたいところですが、広島あっての新井選手だったんだなと今季の活躍を見るにつけ思います。

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