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2016年5月2日月曜日

中国の冷凍食品

 また余談ですが現在「戦国無双4」というゲームを遊んでいるのですが賤ヶ岳の戦いを前にして石田三成、大谷吉継、加藤清正、福島正則が秀吉の天下取りに向けて仲良く語り合っているところを見ると、関ヶ原の戦いの折はこいつらには「あんなに一緒だったのに」がBGMで流れてたんじゃないかなと妙に感じ入ってました(つД`)
 話しは本題に入りますが、結論から言うと中国の冷凍食品は種類が少なすぎる気がしてなんていうかいろいろ不満なので、早く来てくれ日系冷凍食メーカーと叫びたいので簡単に現況を紹介します。

 まず、中国において冷凍食品は日本同様に一般的でポピュラーです。しかし取り扱われている冷凍食品の種類には日本人の私からすると非常に偏りがあり、私の見解で述べると売られている冷凍食品の50%は餃子と言っても過言ではありません。なんでこんな冷凍ギョーザ好きなんだよこいつらと思うくらいスーパーでは有り得ないほど冷凍ギョーザに溢れており、メーカーもたくさん分かれていれば味も「ニラ豚肉」、「白菜豚肉」、「三色豚肉」などと果てしなくバリエーションに分かれており、多分各メーカーの各種類の冷凍ギョーザをきちんと評論できるならなんかの雑誌とかで好評に連載できるんじゃないかと思うくらい中国人は冷凍ギョーザが大好きです。
 ではほかにはどんな冷凍食品があるのか。私の見る限りだと他には焼売(シュウマイ)、春巻(センテンススプリング)、饅頭(あんまんっぽいの)でほぼ占められており、先程のギョーザとこの四種類で実質90%を占めているんじゃないかと思います。一応冷凍庫の片隅に目をやればあんまおいしくなさそうな冷凍ステーキ、冷凍パスタ、やけに高い冷凍ピザなんかも置いてあるっちゃおいてありますが、正直手に取る気にはなりませんしレジ前に並んでいてもこの辺の冷凍食品を買ってる人は見受けられません。一方で「どんだけ買うねん?」と思うほど冷凍ギョーザを大量に買ってる人は多く見るのですが。

 ネットで日本の冷凍食品の人気ランキングを見てみると、改めて日本は冷凍食品の種類が多種多様にあるんだなと思えてきます。こっちには冷凍お好み焼きもなければ冷凍たこ焼きもなく、ましてや冷凍肉まん、冷凍たい焼き、冷凍エビドリア、冷凍グラタン、まともな冷凍ピザ、冷凍コロッケ、冷凍エビフライなんてなく、中国なのに冷凍チャーハンすら見かけません。特にこのところやけに冷凍お好み焼きが食べたくて仕方なく、ちょっと居づらいけど今度「花月」って上海にあるお好み焼き屋チェーンでも行こうかなと検討中です。酒飲まずにお好み焼きだけ食べるから店員がなんか怪訝そうに見てくるのがいやなんだけど。

 一体何故これほど中国だと冷凍食品の種類が少ないのか業界関係者に詳しく聞いてみたいところですが、一つに日本で主力となっているドリアやグラタンといった洋食系はまだ中国だと食べ慣れていない料理であること、もう一つはギョーザや焼売などが冷凍食品のセオリーとして固定化されてしまっているのが原因かもしれません。
 しかし逆を言えば冷凍食品市場にはまだまだ広がる余地があり、特に中国でも段々と単身者が増えつつある土壌を考えると潜在的な市場性は高いと思います。特に冷凍食品をおかずに使う文化はあるもののお菓子や軽食として使う文化はまだなく、先ほど挙げた冷凍ピザや冷凍たこ焼き、冷凍たい焼きなんかは子供を中心に広く受け入れられるのではないかと推測しています。というのもたこ焼きやたい焼きはかなり前から中国にも入ってきて食べられており、人によってはこれらは中国で成立した食べ物と考えている中国人もいるだろうと思うくらい普及しているからです。

 そういうわけで市場性は高いのだから、どこでもいいので早く日系冷凍食品メーカーは中国に来て工場こさえて作ってもらいたいです。もし必要だったら私と私が所属する組織も全力でコンサルするし、余計なことなんて考えず早くかかって来いよベネットと言いたいのがこの記事の主旨です。

  おまけ
 いついかなる時であっても必ず冷凍庫に冷凍たこ焼きを準備している友人にこの記事の企画を伝えた上で、「どこがうまいねん?」と聞いたところ、「加ト吉も捨てがたいがやはりニチレイ」と即答してきました。

  おまけ2
 こんだけいろいろ書いておきながらなんですが、実は今の自宅には電子レンジがありません。というのも中国で暮らしてて電子レンジ内生活長かったから、「中国では電子レンジは極力使わない」という妙な不文律が建てられてて、冷凍食品でも茹でて食べるタイプ以外はこっちでは食ってなかったりします。ちなみに同じ理由でトースターも常備しておらず、中国では常に食パンは生で食べてます。

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