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2015年8月6日木曜日

人工筋肉の将来性

 昨夜、前から待ち望んでいた漫画の「監獄学園」の最新巻である18巻が発売され、あらかじめ予約していたので電子書籍にダウンロードされるや一目散に読みました。読んだ感想はというと想像を大きく超えていたというか、「こんな内容を書いちゃっていいのかよ……」と思うくらい凄く、こちらの期待以上に楽しまされました。画力、ストーリー、ギャグの切れ、どれをとっても隙のない作品で、多分現在のギャグ漫画でこの作品に伍すものはないでしょう。

 話は本題に入りますが、実は最近気になっているものとして人工筋肉があります。っていうかこんなものに何で突然興味持ち出すのか自分でも意味不明です。

人工筋肉(Wikipedia)

 なんでこんなものに興味を持ち出したのかというと、昨今の研究の発達に伴って人体の義体化が段々と視野に入ってきたものの、俄然かけているピースに当たるものがこれじゃないかと思えてきたからです。
 私が人工筋肉に興味を持ったのはそう(村上春樹風)、大体三週間くらい前です。なんか欧米で視力を失った男性に外科手術を施し、一部視力を回復させることに成功したというニュースが報じられてて、神経系統の仕組みが大分改名されたこともあってこの方面、、要するに人口の神経は大分現実化してきたと思うと同時に、その神経で動かす身体はどう作るんだと疑問に感じたからです。

 基本的に人間の体は張り巡らされた神経を電気信号が通り、その電気を受けて筋肉が反応し、収縮することで動きます。この神経系は一般的な電線で代替することはかなり以前から実現されており、簡単な実験だと軽い電流を流すことによって肘や膝を意思に反して曲げることが出来ます。
 先ほどの視力回復の例はカメラと脳をケーブルで繋げて成功したそうなのですが、日本が誇る山中教授のIPS細胞を利用すればこのケーブルはもっといい材料、具体的に言えばそれ以前から本人が持っていた神経細胞で繋げられる可能性も出てきています。

 しかし神経は繋げられるとしても、その神経から流す電気信号で動かす身体はどうすればいいのか。言ってしまえば人工筋肉のようなものがないと完全なる義体化はまだ実現できません。人間のような肉体にこだわらないならネジ丸だしな機械義手とかにすることでクリアできますが、機械の体の場合は可動力などに気をつけないと、たとえば肘から下に義手をつける場合だと極端に義手の握力が大きいと生身の肩が持たず、骨折したり脱臼したりという不具合が起きる可能性があります。また同時にメンテナンスも必要だし、水に触れたらよろしくないというデメリットも存在します。

 人工筋肉の場合はどうか。もちろん機械の体同様にメンテナンスはいるでしょうが、耐久性があればそこそこ面白い動きが出来るのでは、何よりも素の人間の体に近い分、機械の体より親和性は高いような気がします。
 それで今の研究はどこまで言ってるのかですが、やはり収縮回数こと耐久性とコストが大きな課題になっているそうです。逆を言えば画期的なものが生まれればグッと利用範囲が広がる可能性もあるだけに、今後この分野を機会あれば自分も勉強してみようかなと画策しています。

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