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2013年9月25日水曜日

カナダ産シェールガスの輸入について

シェールガス:輸入促進 日本、カナダと首脳会談で合意(毎日新聞)

 たまたま昨日ラジオでこの関連の詳しい話を聞いたので、今日はカナダ産シェールガス輸入決定とそれに付随する内容をちらほら書いてこうと思います。

 昨夜、安倍首相と来日中のカナダのハーパー首相が会談を行い、将来的にカナダ産シェールガスを日本が輸入することで合意しました。会談前からこの輸入は合意に達すると見られ、両国の関係者の間では双方にとってプラスの合意だとの見方が強いようです。

 というのも日本は東電の原発事故によって現在、電力供給の大半、具体的には約9割を火力発電に頼っている状況で、発電用のエネルギーこと原油を各国から買い漁る状況が続いています。背に腹を変えられない状況故に高値での取引も多く、なんでも産油国では「ジャパンプレミアム」等と呼ばれて日本向けの販売が過熱しているとのことです。こうした状況下で比較的安価のカナダ産シェールガスを購入できる見通しが立ったことは単純にいいことで、また代替エネルギーの確保見通しが出来たことから既存の原油取引の価格交渉にも活かせるというようにも見られています。

 もう一方のカナダにとっても今回の日本との合意はプラスなようで、というのもカナダは世界第4位のシェールガス埋蔵量を誇るものの、現在までに確保している輸出先はアメリカだけらしいです。そのアメリカもシェールガス埋蔵量で大規模な国で実質的にカナダから輸入することはほとんどないと見られており、それだけに確実に輸入するであろう日本を確保できたことで安心して開発、採掘に取り組められることとなったわけです。

 ただこのシェールガスによるもしかしたらエネルギー革命は一部の製造業というかメーカーにとっては現在、思いっきりマイナスに働いているそうです。具体的に名前あげちゃうとこれは建機のコマツで、このところ各国で石炭鉱山の採掘よりもシェールガス採掘を優先する傾向が出ており、石炭鉱山向けの大型トレーラーとか建機の販売が伸び悩んできているそうです。これら大型建機は日本国内ではほぼ全く売れない海外オンリーな商品なだけに、何かしら別の用途向けに機種とか変更しなくてはならないとコマツ側も考えていると、ある場所で説明を受けました。

 私個人の意見をもう少し書くと、やはりシェールガスの登場によってエネルギーの価値観は遠からず一変することになると思います。日本は現在、メタンハイドレードの開発に着手しましたが実用化はまだ遠い先で、現状ではシェールガスが代替エネルギー、というより次世代の主要エネルギーとして本命でしょう。自動車の燃料としては石油ことガソリンがまあしばらく続くでしょうが、仮に電気自動車のブレイクスルーが劇的に起こればこれも変わり、石油の価値が大幅に下落する時が来るかもしれません。

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