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2011年3月30日水曜日

私の世代にとってのカズ

カズ、ダンス!感動弾決めた!日本に希望(サンケイスポーツ)

 私はもちろん見る事ができませんでしたが、昨日行われた東北大震災被災者へのサッカーの慈善試合でカズこと三浦知良選手の活躍が大きな話題となっています。実に44歳にして未だ現役、そして日本代表相手の大舞台で堂々のゴールを決めるなどさすがはキングカズと、ニュースを読んでいて私も思わずうなりました。

 私はどちらかというと野球の方が好きで普段はあまりサッカーを見たりしないのですが、ちょうどJリーグ開幕時に小学生だった私くらいの世代ならカズダンスの物まねしたことがないという男はまずいないでしょう。開幕当時のJリーグはそれはもう勢いが今とは全然違っており、平日でも試合が中継されたりするなど世間の注目度が非常に高かった時代でありました。またスター選手というかいろんな意味で印象に残る選手やパフォーマンスも多く、その中でも際立っていたのはやはりアルシンドの頭とカズダンスでした。

 名前は忘れましたが昔にあるスポーツジャーナリストが三浦選手についてこのように書いていた事がありました。なんでもあるインタビューでサッカーをしている子供たちに向けて三浦選手がメッセージを求められた際、「サッカーはいい、サッカーをすればお金が儲かるぞ」と話したことがあり、そのジャーナリストの方は三浦氏はサッカーを金儲けの道具としか考えてないのかと当初は憤慨したそうです。
 しかしその後の三浦選手の発言や行動、また直接会ってみて、その方の三浦選手への考え方が徐々に変わって行ったそうです。当時の日本のサッカー界はまだ発展途上で、後進を増やすには直接的にでも魅力を訴えかけるしか当時はなく、そのために三浦選手はあのような内容の発言、ひいては過剰とも見えるパフォーマンスをしていたのではないかと書いていました。

 実際に今の三浦選手を見ているとお金に執着する素振りはなく、本当にサッカーをやるためだけに中山雅史選手同様に未だにプロとして現役を維持し続けているのだと思えます。
 恐らく彼がいなければ、日本サッカー界は少なからず今とは違った姿であったと思います。あの中田英寿氏ですら、「カズさんについていけばなんでもうまくいった」と言う位で(こういうと中田氏がなんか変な人みたいな感じするけど)、文字通り日本サッカーにおいて三浦選手はキングの名にふさわしく、未だ活躍し続けているその姿には私も尊敬する気持ちがやみません。

 あと予断ですが、私の中学時代はオリンピック日本代表が活躍した年でもあり、前園元選手が非常に人気でした。無精ひげを生やしてると「園ってる」というくらいだったし。この人は活躍期間が短かったのが残念です(´・ω・)

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