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2008年10月2日木曜日

犯罪の地域性

 昨日、警察は振り込み詐欺の犯人と思しき男性二名の顔写真を全国に公開しました。その報道によると、振り込め詐欺は一時は停滞したもののこのところ復活しているらしく、なんでも被害額でも過去最高のペースで推移しているそうです。それとこれは別の報道ですが、この振込み詐欺の形態の犯罪がなんでも他のアジア諸国にまで波及しているそうです。韓国や中国でも似たような犯罪が横行し、文字通り犯罪までも日本は輸出してしまい、日本人として恥ずかしい限りです。

 それで顔写真の話ですが、やっぱり以前と比べるとこういう写真公開での捜査の効果というのは薄れているそうです。昔、確か関西でやっている「たかじんのそこまで言って委員会」で言われていた話だったと思いますが、昔の人は毎日銭湯に来ていて、そこにでも顔写真を貼っていたら皆が見て犯人もすぐ捕まったが
、今はそのように一箇所に集まるような施設もないからあまり効果がないのではという話になり、それだったら誰もが見るテレビのニュースの時間枠に、「では、今日の指名手配の時間です」とばかりに放送するべきではないかという意見がありました。まぁ至極その通りですが。

 私なんかが勧めたいのは、ずばりYAHOOなどのポータルサイトのトップページなんか相当効果があると思います。確かに毎回犯人の顔を拝まなければならないというのは気分的にアレですが、それで治安がよくなるというのなら、指名手配になっている人間のうちランダムで毎回一人の顔が映し出されるトップページにするというのは結構いいんじゃないかと思います。

 ここで話は全く変わるのですが、この振込み詐欺は当初、朴訥な人柄で有名な静岡県が最も被害が大きかったそうで、それに対して大阪府はあれこれ相手に対して詳しく聞いたりするので、逆に被害額が最も小さかったらしいです。恐らくこの傾向はまだそれほど変わってはいないと思いますが、昨日うちのおふくろから面白い話を聞きました。その話というのも、大阪は確かに振り込め詐欺の被害は小さいらしいですが、「料金を取りすぎたので20万振り込めば50万返す」などと言っては振り込ませる「還付金詐欺」は逆に被害額が最も大きいらしいです。なんというか、大阪人らしいというか。犯罪にも、地域性ってあるんだなと感じました。

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