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2008年3月18日火曜日

チベット暴動事件の報道について

 今盛んに取り上げられているチベットの暴動事件ですが、事件本体については今だ情報不足の勘が否めないので取り扱いません。もう少し報道の様子を見るべきでしょう。

 その報道のされようですが、当初ダライ・ラマ14世の声明が日曜日に至るまでなかなかでなくてやきもきしてましたが、最後には出てきてほっとしました。その日曜日の新聞ですが、これが結構面白く、新聞によって差がありました。
 まず読売新聞、ここは一面にでかでかと写真つきで報道。事実、今回の事件は五輪前を控えた中国における人権問題に関わる事件なので、これくらいの扱いが必要でしょう。それに対して朝日新聞、一面は一面だが、センターをはずしてちょっと端の方で並に報道。一番でかく、真ん中に持ってきた記事はどうでもよさそうな社内調査の結果だった。調査内容は各自治体の温暖化に対する姿勢調査だったが、はっきり言ってこんなのいつでも出せるじゃん……。普段は人権人権ってうるさいくせに、中国にはやけにやさしいよね朝日って。

 さらに書くと、確か先週の水曜日だったと思いますが、これまで人権侵害国と名指して批判してきた米国がその日になって中国を侵害国リストからはずしてました。その背景には五輪前に刺激しないようにという配慮があったようですが、なんか見事に裏目に出た気がします。ちょっとアメリカさんはが可哀想です。

 ついでに書くと、もうロンドンでは市民団体が中国大使館前でシュプレヒコールをしていたそうです。この問題に限らず、日本人ももっと行動力があってもいいような気がする。

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