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2008年1月12日土曜日

麻生太郎のブームについて

 文章の敬体に疲れてきたので、今日あたりからフランクな文面で送ります。

 今朝関西ローカルでやっていた番組の中で青山繁晴が、「外務大臣の頃にライス国務長官とアメリカで会った際、麻生太郎は日中関係が悪くなって問題が起きないかと言われ、大丈夫、日中は1500年前から関係が悪いんだと答えた」と言って、この一件で彼は麻生の事が好きになったらしい。

 この麻生太郎はよく2ちゃんねるでも漫画の「ローゼンメイデン」を読んでいたと言われたり、漫画好きである事からすこぶる人気が高く、去年に行われた自民党総裁選でもネット上で大きな人気を呼んだことは記憶にも新しいでしょう。
 実際、私の回りでも当時に麻生氏を押す声が大きかったのだが、肝心要の私はと言うとそれほど麻生氏を現在でも評価していない。というのも、これまで様々な場所でインタビューや記事が伝えられているが、どれを見ても具体的な政策案が見えてこない。唯一言えば、文芸春秋にて相続税について一度述べた内容がなかなか面白かった程度である。

 まぁそんな評価はおいといて、一体何故麻生氏がこれほどの人気を誇るのだろうか。オタクな趣味という点では、前の官房長官の与謝野馨氏などはパソコン自作オタクで、こっちも面白いと思うのだが生憎人気は出てきていない。
 結論からぱっぱと言ってしまうと、彼なりのべらんめぇ口調のキャラクターが漫画好きという属性と相まって人気だと思われる。何も彼に限らず、2ちゃんねる内では自分たちに近い人間像の相手をやたらと好評価したがる傾向があるが、それについて以前に呼んだ記事で(確かこれも文芸春秋)、「彼らは自らを弱い存在と規定しており、強い権力者が自分らに近い人間像だと強い親近感を表す傾向にある」と述べられており、非常に特徴を掴んだ分析だったと覚えている。それゆえに、いくら漫画好きだろうと社会的に弱い存在だとあまり相手にされないのか、ゲーム関係者のオタク趣味は叩かれる傾向にある気がする。

 なんか、今日は文章にノリがないなぁ。

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