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2007年12月30日日曜日

人間と動物の違いについて

 よく人からも注意されますが、自分は結構怒りっぽい性格です。そんな私ですが、自分では結構気の長いほうかなとも思っているのですが、どうも怒った時のリアクションが激しい成果、そうは思われていないようです。基本小さなことではあまり怒らず我慢するのですが、それが積もり積もったところで激しく怒り出すのが良くないと自分でも思っているのですが、そんな自分でも一発で激怒することがあります。ずばり反省しない輩にです。

 これは普段から思っているのですが、人間が持つ、他の動物にない最大の能力は反省することだと思っています。というのも、他の動物は一度失敗をしても、大抵はまた同じ失敗を繰り返してしまいます。知能の高い犬や猿などは数回の失敗を経て行動を学習して失敗を防ぐようになりますが、それはその動物単体にしか行われず、他の犬や猿は同じような失敗をしないとその学習が起こりません。ですが人間の場合、ある人間が失敗をしたという情報が伝達されると、100%とはいえませんがその情報が伝達された人は失敗を防ぐ行動が取れるようになれます。
 一例を持ってくるなら、誰かが床の上で滑って転ぶと、それを見ていたほかの人はその床の上を注意して渡るようになり、結果的には同じ転倒が起こらなくなるといったものです。

 この反省の伝達が人間には起こる上に、記録という方法を使うことによって現代のような文明を人間は作ることができました。そういった意味で、私などはこの「反省」という能力に常日頃から非常に着目しており、この能力の高さがそのまま人間の優劣につながるとも考えています。考えても見ると、同じ注意を何度受けても失敗を繰り返す人もいれば、一回の注意、果てには周囲の状況を見るだけでその失敗を犯さない人もいます。このような差がそのまま人間としての能力に関わってくると考えています。

 逆に言うと、この「反省」が起こらない人間というのは人間としても非常に駄目な存在だとも思っています。失敗はそれこそ誰にでも犯す確率のあるものですが、伝達だけで防げないならまだしも、それを何度も繰り返すというのは下手をしたら犬や猿以下の本能的能力ではないでしょうか。

 ここで話は戻りますが、私が一度に激怒するタイプの人間というのはこの手のタイプです。数回の注意や勧告にもかかわらず、問題な行動をとる人間に対しては自分でもやばいくらい怒ったりしています。もちろん、私も万能人間でないので方々で何度も失敗を繰り返しています。しかし世の中には失敗をしながらも全く反省のそぶりや、周囲に対する申し訳のなさを見せない輩も多く、この手のタイプとは多分一生仲良くなれそうにないと思います。

 反省だけなら猿でもできる。ある意味、これは名言だと思っています。
 今回は失敗に対する否定的な考え方を書きましたが、次回では逆に肯定的な考え方を書きます。

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